昨今、葬儀の多様化が進み「家族葬」や「1日葬」と呼ばれるかたちの葬儀が増えています。コロナ禍の影響もあり、葬儀に参列する機会も少なくなりました。また、参列するとしても、葬儀や告別式には参列せずお通夜のみということも多いでしょう。
訃報は突然やってくるものですので、葬儀に参列する際には慌ててしまうこともあるかもしれません。参列する方はもちろん、喪主や親族の方にとっても、お通夜に関する時間やマナーについて確認できる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
家族葬でも参列は可能?斎場に行くタイミングと所要時間
家族葬では通常、一般会葬者は参列しません。故人と親しい間柄でどうしても参列したい場合には、必ず親族に確認しましょう。参列する場合には、場所と日時も忘れずに確認してください。
受付は開式の1時間前には始まることが一般的です。あまり到着が早すぎると遺族に負担をかけてしまうこともあるため、開式の30分前を目安に式場へ到着するとよいでしょう。
近親者の場合は、開式の1時間前には式場へ入れるよう、当日は余裕を持って動くようにしておくと安心です。
お通夜の開式から閉式までの所要時間は、1時間ほどを目安にしておくとよいでしょう。もし最後まで参列できない場合は、開式前に焼香をおこないそのまま帰宅することも可能です。また、式中に焼香を終えたタイミングで帰ることもできます。
閉式まで滞在し、通夜振る舞いが用意されている場合は、少しだけでもよいので立ち寄ってから帰るのがマナーです。帰るタイミングについては、事前に親族へ一言伝えておくとよいでしょう。
押さえておきたい、お通夜の参列マナー
一般会葬者は、式場に到着したらまずは記帳します。基本的には、斎場スタッフが案内してくれますので、その通りに従えばOKです。
記帳が済んだら受付で香典を渡しましょう。このとき、「この度は誠にご愁傷様でございます」などの一言を添えられると、よりスマートです。
また、香典は必ず袱紗(ふくさ)に包んで行きましょう。受付で渡す際は、袱紗を右手に持ち左手で開きます。お盆やトレーがあれば、受付から見て文字が読める向きで置き、お盆などがない場合は、袱紗を畳んでその上に香典をのせて渡すのがマナーです。
まとめ
お葬式では、決められた時間やマナーが多く存在します。実際に参列するにあたり、時間やマナーについて知っておくことはとても大切です。
ポイントを押さえて、失礼のない振る舞いができるように備えておきましょう。