【お通夜でのマナーを解説】気をつけるべき作法と身だしなみのルール

お通夜

「初めてお通夜に参列するため、会場でのルールがわからない」
「どのような作法があるのか事前に知っておきたい」

上記のようにお考えの方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

お通夜での作法とルールを理解して、失礼のないように参列できるようにしましょう。

香典の渡し方と焼香の作法

礼儀正しく参列するため、お通夜において必ず知っておきたい作法を紹介します。

香典の渡し方

香典とは、御供物の代わりに渡す金銭のことです。

香典を渡す作法は以下の通りです。

1.お金は「事前に準備していた」ととらえられないよう、新札を包まない
2.お札に折り目をつけ、顔が見えないよう裏向きにそろえてから香典袋に入れる
3.持ち運ぶ際は、香典袋をさらに袱紗(ふくさ)に包む
4.受付についたら香典袋を取り出して、相手側にのし書きの文字が読めるよう向きを変える
5.香典袋を両手で持ち「このたびはご愁傷様でした。」と述べて手渡す。親族として参列する場合は「ご苦労さまです。」とねぎらいの言葉を述べる

焼香の作法

焼香は故人の冥福を祈るために行ないます。失礼のないよう、作法を理解しておきましょう。

流れは以下のとおりです。

1.祭壇の前でご遺族と僧侶に一礼してから焼香台へ進む
2.故人の遺影に一礼する
3.左手に数珠を持ち、右手の親指・人差し指・中指で香をつまんで目の高さに持ち上げ
4.指をこすりながら香炉のなかに落とす
5.これを宗派の作法にしたがって1〜3回繰り返す
6.遺影に合掌し、一礼する
7.遺影のほうを向いたまま、二、三歩下がり遺族に一礼する
8.席に戻る

回数は重要ではないため、相手の宗派も自分の宗派もわからない場合は1回で問題ありません。

お通夜に参列するときの服装のマナーとは

年齢・性別によって服装のマナーは異なります。失礼のないように適切な服装で参列しましょう。

男性の服装

・光沢のない黒い生地のスーツ
・白い無地のシャツ
・黒のネクタイで、くぼみがないように締める
・靴はエナメル・スエード素材を避ける
・ベルトは動物柄のデザインを避ける(ワニやヘビなど)

女性の服装

・膝丈のワンピース・アンサンブル
・妊婦の場合は、黒や紺色のシンプルなワンピースで代用
・黒の薄いストッキングを着用(30デニール以下)
・靴は布または皮のパンプス
・メイクは薄め

子ども・学生の服装

・学生の場合は制服
・制服がなければ黒や紺色などの地味な服
・靴下は黒もしくは白
・靴は黒・白・グレーなどのスニーカー

まとめ

最低限の作法と身だしなみのマナーを知れば、失礼なくお通夜に参列できます。
お通夜は故人との別れを偲ぶ大切な儀式ですから、しっかり準備して参列してくださいね。